【報告】文化芸術復興創造基金をいただきました

小林
 人形劇団京芸はこの度、日本芸術文化振興会さんの『文化芸術復興創造基金』という助成金を受けることが出来ました。
 この基金は、『新型コロナウィルス感染症の影響による長期にわたる公演等の中止など、財政的に非常に厳しい状況にある文化芸術団体に対し、東京海上ホールディングス株式会社様のご寄付を原資として、我が国の文化芸術の振興・普及を図るため、文化芸術活動を継続するための支援を行います』という趣旨のものです。
 基金の趣旨にもありますように京芸も新型コロナウィルス感染症の影響で数多くの公演中止や延期に見舞われ、財政的に劇団活動の継続が難しくなっています。現在進行形で厳しい状況ではありますが、この助成金を受けられたことによって京芸では給料の雇用が安定し、
劇団員たちは安心して稽古や公演活動を続けられたことに加え、
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クラウド上グループウェアの導入や周辺機器を購入することが出来、事務業務のリモートワーク推進を図れています。
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さらには、創立70年以上経ち老朽化した劇団施設の修繕も可能となり、敷地内に併設されている劇団員の寮の風呂や稽古場トイレの修繕費用補填に充てることが出来ました。
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公演中止等によって収入が伸びなくても、劇団員の雇用を保持したり施設の維持をしていくために固定支出はあまり減りません。そんな中このような『継続活動に対しての』助成金を受けられたことによって、細々ながらも劇団活動を続けていけております。このような基金を作ってくださった日本芸術文化振興会さん並びに、東京海上ホールディングス株式会社さんに感謝いたします。ありがとうございました。

これからも劇団活動を継続し、皆さまに京芸の人形劇を届け続けられるように頑張っていきたいと思います。