今日はお山の稽古場で、エコ班新作の試演会が催されました。

 直前の告知にも関わらず、 はるばる観に来て下さった皆様、本当にありがとう御座いました。試演会の後は、頂いたアンケートを参考にしながらのブラッシュアップが行われた模様です。


 新作の試演会はお客が劇団員ばかりになる事が多い為、毎度なかなかの緊張感が立ち込めるそうなのですが、今日は子ども達の笑い声に包まれて、終始和やかな雰囲気でした。

  終演後はエコ班の色々な人形や、展示室の人形ともしばらく遊んで貰う時間が有り、お山の稽古場が賑やかなのは本当に良いものだなぁと感じました。
またのお越しをお待ちしております。



さて、今回の仕込み報告は人形美術です！


「エコうさぎとエコかめ」の人形美術は、中川が担当しました。本公演初美術プランという事で、挙動不審の仕込み作業でした。

今回、脚本のくどうさんから指定されたテーマは、「あくのないこと」、「ふわふわ」、「汎用性の高いやつ」。

エコ班の人形は、ペン君といい、テディちゃんといい、そう言えば可愛いものが多いのです。演じ手2人のあくが強いからでしょうか。


 今自分に出来る精一杯のあくのなさを目指しましたが、ドロ沼にハマって何度か自暴自棄になりました。自分はあくのあるものが好きなのだなぁと再認識しました。


それでも、省エネで最小限に絞られた数少ない仕込み人、なぎさんと共にがんばって、あくのなさに立ち向かいました。





その結晶がこちら！



ご覧下さい、見事にあくがない！


でもこれうさぎじゃないですね！



  仕込み途中の人形は様々な変身を重ねるので、進化の過程を見る様でした。1日目セイウチだった物がハムスターになり、3日後にはついにうさぎへと成り上がったのです。



じゃん！



若干あくが戻った気もしますが、無事うさぎになりました。





そしてカメは…




じゃじゃん！


ああ、良かったあくがない！


  まあしかしこのカメも、劇中ではあくのある生き様を見せるのですが、そしてこの顔とのギャップでよりそのあくの濃さが際立ってしまったりもするのですが、おおむね狙い通りと言えるでしょうか。


 今日の試演会後も、二匹は可愛らしい見た目から沢山子ども達に構って貰えて、中川は胸を撫で下ろしました。精進します。

観に来て下さった皆様、本当にありがとう御座いました。