Pペーパー(エコ仕込み日記3)
8月31日(土)Sukezern によって書かれました。
こんにちは。手仕事指之介です。
さて今日は、人形劇団京芸さんの工房の一番奥。かつてはかの劇団代表谷ひろしさんもプラン描きに勤しんだその名も「プラン室」にお邪魔しています。
お、節電ロボのプランナー菅沼さんじゃございませんか。
なにしてるんですかー?
「節電ロボは、ロボと博士とタロウくん以外はパネルシアターでやるので、その絵を描いているのさ」
お、パネルシアター。古宇田亮順先生が考案されたという、パネルに絵を貼付けていくあの方式ですね?
「そうです。今描いている、その貼付ける紙はPペーパーといいます」
ぴーぺーぱー?
ちょっと触らせていただいてよろしいですか?
密着!
(手仕事指之介は長年の手仕事により、触れただけでその物の素材がわかってしまうのだ)
むむ、これは!
パネルシアターの創始者である古宇田亮順先生が名付けられた不織布、三菱製紙の「Pペーパー」ではないですかっ!
「だからそう言ってるじゃないの」
おお、ツルツルとした面とザラザラした面とがありますね。
「まあね。色はポスターカラーが普通に乗るんだけど、ツルツルの方が発色が良い気がする。でも、どっちの面でもパネルにはくっつくし、裏表がないって言っているメーカーもあるし、よくわかんないね」
ほほう、博識ですな。さすがプランナー。
しかし、長年の手仕事で鍛えられたこの指之介の皮膚感覚によりますと、ツルツルとザラザラは確かにありますぞ!
「ザラザラの方がパネルによりくっつきやすいんや。…知らんけど」
関西人が断言したあとに付ける末尾語「知らんけど」ちょうだいしました。
ま、ツルツル面でもザラザラ面でも絵も描けるしくっつくしで、どっちでも便利! …ということで、ここはひとつ。