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『火よう日のごちそうはひきがえる』しこみ日記 その2
3月29日 火よう日
 いよいよ初日まであと2日! 今日は稽古場にて試演会が開かれました。サードプロデューサによる作品の紹介があったあと、いよいよ今回演じる3人の登場! 
 左がウォートン役のたくと、右がジョージ役のバブ…そして真ん中が新人で3役と最初のあいさつをこなすしゅうしゅう。さぞかし緊張してると思いきや…一番楽しそうだったのは大物の証か?!
 試演会も無事終わって、あとはいよいよ初日。この舞台からどんな芝居が生まれるのかは…ご覧になってのお楽しみ!

 

3月22日 火よう日
 今日は舞台裏のご紹介! こちらはマシーンが集結している舞台裏の本部だ。説明しよう。一番上に乗っているのが、今回のために後援会員の町原さんが作ってくれた調光器! これで照明を操作するのだ。スバラシイ!
 その下は音響設備だ。MDから出る音をミキサで調節してアンプで増幅、フットスイッチでなんと人形を持って芝居しながらにして音が出せるという優れものだ!
 しかーし。いくら設備が整っていても、それを使いこなせるとは限らないのでアール。
これは一見ただの切り株で出来たテーブルに見える…しかーし!

 その正体は、秘密要塞切り株号だったのだ! 中身は芝居で使う小道具であふれかえっている。 この作品で出てくる小道具の数も半端じゃないけど、そのほぼすべてがここに収めることができる、収納の神様も真っ青な空間なのである!
 でもやっぱりすぐ散らかってしまうのは…やっぱり収納は設備ではなくて片付ける気持ちが大切なのだよね…
 初日まであと…9日。さぁ、テンションもあがってきたぞ! ほんとか? 
 

 

3月15日 火よう日
 今日も工房には明かりがともっている…と思ったらなんだこりゃ? 実はばるさんがきたるワークショップのために手袋人形を作っていたのでした。作り方は簡単! まぁるいウレタン球に目(今回はミニ碁石だそうです)をくっつけてカラー手袋の人差し指にはめるだけ。これが結構かわいいんだなぁ。

 左は『サードプロデューサ』の小林君。プロデューサの仕事のかたわら、プランナのZenちゃんについて人形製作の修行をしています。ただいま人形の目の製作中。

 チラッと移っているのが、もともと仏彫が専門の彼のお気に入りの道具たち。木彫りの目に筆が入り、人形も完成間近か?!

 ネズミのサイと小林君の服がそっくりなのは…服のプランに悩んだプランナが、そのかっこうをみて描いた…というもっぱらのうわさ…

 

3月8日 火よう日
 今日はぽかぽかとあたたかい春の陽気でした。そんな陽気に誘われて出てきたのか?…とうとうできました。通称「百匹ネズミ」! なんか先週からネズミが主役の話みたいになってますが…ほんとはカエルとミミズクの話です。

 というわけで、主役のウォートンに登場願いましょう。…おや? 何かおかしいね。 左の写真は物語の1シーンですが、「何か間違ってる」ところが7つぐらいはあります。全部わかるかな? 答えは…??

 ウォートンはこんなにいない。
 部屋の中でスキーを履いている。
 2月は31日までない。
 Zenちゃん目むきすぎ
 ていうかZenちゃんは出てない。
 頭巾をかぶっていない。
 なによりこんなシーンはない。 …やれやれ。
3月1日 火よう日
 いよいよ3月突入。作品作りも中盤に突入しました。
今日は、仕込み名物大量生産モノということで、右の写真! 網の上でおいしそうに焼かれているのは…大量のネズミたち。これがおいしいんだな…なんてことではなくて、色を塗って乾かしているところです。

 下の写真は、この大量のネズミたちの声を録っているところ。大勢の声がいるとの事で、稽古場に役者が大量発生。さりげなくプロデューサ軍団(清水・瀧・小林)も入っていたりする… これだけ集まると、みんな好き勝手しゃべるから大変! さてさて、どんなシーンになるのやら。


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