とどろヶ淵のメッケ

劇団創立70周年記念企画第2弾、ホールや体育館で上演可能な大型人形劇です。
ミステリーでスペクタクルな冒険活劇をお届けします!
令和5年度 こども家庭庁児童福祉文化財特別推薦作品
令和6年度 児童福祉文化賞 受賞作品


この作品の公演情報
  • キュウリを食べる
  • メッケと毛虫
  • 泳ぐメッケ
  • イノシシ
  • 大カメ
  • とどろヶ淵の仲間たち
  • キュウリを食べる
  • メッケと毛虫
  • 泳ぐメッケ
  • イノシシ
  • 大カメ
  • とどろヶ淵の仲間たち

出演者 7人
上演時間 約80分
主な対象 小学生
観客数 〜450人程度
会場 体育館・大会議室・中〜大ホールなど

おはなし

カッパのメッケは、淵のみんなが行く滝の上流での「夏越しの相撲大会」に連れて行ってもらえず、とどろヶ淵でおるすばん。
しばらくすると、メッケは滝の水が止まっている事に気づきました。
「よし、自分の目で確かめにいこう!」

メッケは、ソッカやヨッシャという仲間といっしょにケンカしながらも協力し合って滝を登っていきます。

途中、正体不明の「ウロウロ」や、イジワルな大亀など こまった事がいっぱい! メッケたちは、水が止まってしまったナゾを解く事が出来るのか!?

みどころ

【会場が水中世界に。】

静かな水の中、キラキラ光る水面、轟々と流れ落ちる滝、水の中の生き物たちなど、人形劇ならではの様々な水の表現で観客を魅了します。

【他人と違うのは悪いことじゃないんだ】

メッケは未知のものを「見て」いるだけで満足している。ソッカはよくわからない書物を読みあさりいつもカリカリしている。ヨッシャはよく考えずに突っ走って動く。
主人公たちは周りとちょっとだけズレていて、ちょっとだけ生きにくい。
しかし、そんな3人がいがみ合いながらも互いを認め合い、力を合わせてカッパの世界を救います。
「ぼくが出来ないことを君がして。君が出来ないことをぼくがするよ」

【仲間を信じて覚悟の決断!】

物語の最後、メッケはもう戻ってこられないかもしれない異世界に行って、自分自身と引き換えに、消えたカッパ族みんなを助けるかどうかの決断を迫られます。メッケは恐怖しますが、一緒に旅をしてきた仲間のソッカとヨッシャを信じ、異世界への入り口に飛び込みます。
「ソッカ、ヨッシャ。ぼくは行くよ。きっとぼくを連れ戻してね!」

メッセージ

主人公のメッケは、持って生まれた特性がゆえに、他人とあまり交わらず、自分の興味の中だけで生きています。
そんなメッケが滝の水が涸れた原因を探りに向かいますが、途中で頭でっかちな女の子河童のソッカや、力自慢だけどうっかり者のヨッシャと出会います。3人は最初はぶつかり合いながらも、冒険を共にするうちに互いの個性を認め合うように。

立場の違いによって「良い」「悪い」と決めつけられがちな「個性」ですが、違う価値観を認め合った先に新しい世界が見えてくる。この作品を観た子どもたちが、自分ファーストでなく、他者とも認め合い成長し、今よりも広い世界に飛び出せるように。そんな希望を込めました。

出演
小島祥子
清水正年
菅沼輝之
白米美帆
藤田博子
西尾直樹
割地泰淳
 
原作
富安陽子
『とどろヶ淵のメッケ』(佼成出版社刊)
脚色・演出
北村直樹(人形芝居ひつじのカンパニー
美術
清水正年
音楽
ノノヤママナコ(マナコ・プロジェクト
照明
尾鷲武志
舞台装置製作
吉田貴志(ヨシダ人形劇
人形劇団京芸
制作
山本いずみ

パンフレット

PDFファイル
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(パンフレットは8ページあります)
 
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